通常賃貸マンションやアパートは家主・管理会社が万が一に備えてスペアキーを所有しています。この鍵を使って無断で侵入することが許されるかというと、何も緊急のトラブルがある場合を除いては無断に侵入する事は許されません。状況によっては刑事上の住居侵入罪が適用されます。また民事上であれば侵入したことに対する慰謝料を請求できる可能性もあります。やむおえない場合、緊急のトラブルというのは、借主の部屋から異臭がする・ガス漏れの臭いがする・水漏れしているなどであり、設備の点検であろうと許可なく住人の部屋へ入る事は出来ません。もし侵入されている形跡がある、合鍵を使っている形跡がある場合は、カメラなどで録画し証拠を確保し訴えることも出来ます。録画した映像を確認したところ、家主ではなく家族が入っていたという場合や、合鍵を作った全く赤の他人が侵入している、など危険な状況である可能性もあります。
鍵を交換することが有効ですが、貸主の許可なく鍵交換することは難しく、また合鍵を渡す必要があると思われますので必ず証拠をつかむようにしましょう。